2008.03.26 Wednesday

ライティングを制する者、仕事を制す!

 先日、シティリビングでおなじみ、サンケイリビング新聞社の『SHUFdas2008 今どき主婦の必知事典~』というムック本の取材を受けました。

 これは同社のライター・エディター養成事業であるLETS(リビング・エディターズ・トレーニング・システム)の修了制作なのです。

 実はサンケイリビング新聞社では、この35年間、専業主婦の女性たちを編集スタッフとして登用してこられたとのこと。その中から多くの優秀な専門ライターや編集長を輩出しています。

 転勤や子育てや介護といった事情でいったん仕事を離れなければならなかった女性たちが、再び働くのに編集というスキルを身につけるのは素晴らしいこと、と私も思います。なぜなら編集はいろいろ応用がきく! と強く思うからです。

 私自身もフリーで編集やライターの仕事をしていましたが、その経験はいまも生きています。営業も取材と同じヒアリングスキルが大事ですし、企画書はコピーライティング、プレゼンは構成力と表現力……。

 テーマをかみくだき、消化し、言葉をつきつめる編集という仕事をしていたおかげで、新しいことにもひるむことなく向き合えたとも実感しています。

 さて、話を戻すと、その『SHUFdas2008』という本、実に素晴らしい。LETSで勉強した方々のいわば卒業制作なわけですが、まったくプロの仕事です。ふむふむと読み込んでしまいました。

 ちなみに、私のインタビューはこんなページになっています。

主婦ダス.jpg 

 知っておくべき主婦の知恵ヂカラなこの本、ワーキングマザーにもおすすめ! 元気が出ます。勉強になるティップスがたくさんなのですが、「朝ホストクラブVS 男制服カフェ」なんていうコラムもあり、興味津々の萌えネタもしっかりおさえてます。


2008.03.19 Wednesday

いつか実現させたい、女性による女性のためのマイクロクレジット

 ああ、よかった。
率直にそう思いました。

 厚生労働省が検討していた児童扶養手当削減が事実上の凍結となりました。働きたくても働きにくいなどの事情を抱えているシングルマザーたちが頼りにしていたこの手当は、この春より就労支援と引き替えに5年支給後は半額を限度に削減すると言われていたのです。

「障害や病気があるなど就業が困難な事情がないにもかかわらず、就業意欲がみられない人についてのみ半額に減額」ということで、削減の通知がきてもハローワークや母子自立支援プログラムをつくってもらい、それを証明する書類を作れば大丈夫だそうです。

 そもそも就労支援と引き替えといっても、フルタイムで働くことが難しかったり、企業側としても雇用しにくいなどの壁があるのが現実でもあります。そんな実のない予算削減は、やはりどう考えても男性中心視点としか思えないですね……。

 子どもを持ってから、夫婦ともども子どもを社会で育てるという概念がすごく大事だなあ、とより強く思うようになりました。子どもは社会の財産です。自分の子が健やかに育ってほしいと思うのと同じように、どの子どももそうであってほしい。夫は、NPOを通じて海外の子どもへの支援をはじめました。

 私も何か……と思いましたが、日本で同じ女性同士で助け合えないかと真剣に考えています。もちろん男性も含め賛同していただける方に、期間を決めて資金を出していただく。そこから必要とする人にパソコンを購入したり、勉強したり資格をとったりするための資金を貸し出す。

 それで仕事が軌道にのってきたら、少しずつ返済してもらう。資金の出し手には多少の利息がついて戻ってくる。かのグラミン銀行のような、マイクロクレジットの仕組みがつくれたらいいですね。

 ノーベル平和賞のこのアイディア、ビジネスモデル特許はないでしょうからパクらせてもらっていつか実現させたいなあと……つらつら考えています。


2008.03.13 Thursday

「知らなかった」は大いなる損失。大事な情報をとりにいくチカラをつけよう。

 こんにちは。カフェグローブ・ドット・コムの矢野貴久子です。女性向けネットメディア、cafeglobe.comをはじめ、ショッピングサイトSELECT Caféを運営しています。

 前職は編集者・ライターとして、『Domani』のページづくりにも関わらせていただいたこともあり、私自身とても愛着がある雑誌です! 今回、Web Domaniのワーキングマザー・ジャーナルでコラムを書かせていただけることになりとても嬉しく思ってます。

 毎週水曜日に更新していきたいと思いますので、ぜひチェックしてください。

 さて、今回のテーマです。倖田來未さんの「羊水が腐る」発言が、ひところマスコミをにぎわせましたが、皆さんはどう思われたでしょうか。私自身はこのニュースを聞いて、やっぱり……という思いを隠せませんでした。

 そう、私たちは、自分の身体についてあまりにも知らなさすぎなのです。先ほど書いた通り、会社を立ち上げる前は男性誌、女性誌で健康関連の記事を書くことも多かった私ですら、今回、不妊や高齢出産を経験して「そんなの知らなかった」のオンパレードなのですから。

 たとえば、卵子の問題ひとつをとっても下記のようなことにいちいち「そうだったんだ!」の連続でした。

・生理があっても排卵しないことがある。(無排卵月経など)
・卵子の数には限りがあり、昔の女性に比べて一生に産む子どもの数が減っているため、卵子の消費スピードが早い。(妊娠中は排卵がとまるため)
・低用量ピルは避妊だけでなく、不妊治療にも使われる(排卵をとめて卵巣を休ませたり卵子を温存するため)

 仕事が忙しいからと何となく先送りしていた妊娠・出産。卵子についての情報を正しく知っていれば、ここまでずるずると先延ばししていただろうか、と悔やまれます。

 なので、「羊水が腐る」発言も、私たち女性が、いかに妊娠・出産について正しい知識を持てていないかという側面が大いにあると感じたわけです。

 もちろん、教育の問題もあるでしょうし、国の政策としても女性の身体にまつわること、たとえば低用量ピルの認可にしても少子化対策にしても、本質をみているとは思えない。

だとすると、私たちがいまできることは、自分自身で情報をとりにいくこと。そして、何でも疑問や相談事を話せるかかりつけの婦人科医をもつこと。

出産はタイムリミットがあることなので、そうやって選択肢を多くして、自ら選び取っていくこと。それにつきるとつくづく感じています。


Profile

矢野貴久子


出版社、フリー編集者を経て'99年にネットメディア、カフェグローブ・ドット・コムを設立。多忙な30代を経て40代で不妊治療を開始し、'07年11月に45歳で男児出産。'08年2月に職場復帰したばかりの新米ワーキングマザー。その日常は自身のブログ「朝と夜のあいだに」にても執筆中。
http://www.cafeblo.com/asayoru/
カフェグローブ・ドット・コムはこちら
http://www.cafeglobe.com/

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