2008.04.17 Thursday
常に疑って生きると、知力がアップする!!
もし生まれ変われたら弟子入りして、マクロ経済を勉強したい!!
心からそう思わせてくださるのが、同志社大学教授でエコノミストの浜矩子さんです。
cafeglobe.com設立当初から、経済コラムを連載していただいています。
これが、「そういう見方があるのか!」という発見の連続なのです。
日経新聞を素直に読んでいるだけでは気づかない、ものごとの側面や裏面。なるほどっとトクする視点です。たとえば、国民所得が、国内総生産(GDP)を下回ったという話。普段、この2つの統計数字のバランスを深く考えるきっかけなどなかなかないのですが、浜さんの手にかかると、すらすらと頭に入ってきます。
同じように、民主党の大統領候補、オバマ氏についても浜さんは「あまりにも中庸」とバッサリ。
かの演説、「ここにあるのは、リベラルなアメリカでも保守的なアメリカでもなく、アメリカ合衆国なのだ」「黒人のアメリカでも白人のアメリカでもラティーノのアメリカでもアジア人のアメリカでもなく、アメリカ合衆国なのです」というくだりに感動したクチなのですが、確かによく考えてみると、多様な人種のどこからも嫌われない大いなる中庸という見方もなるほどとうなずけます。経済政策でも、微に入り歳にいりのクリントン氏よりもオバマ氏のほうが簡潔でわかりやすい。万人受けする政治家という意味では小泉さんを思い出します。中庸という視点から、オバマ氏に対する見方がいろいろ広がりますね。
浜さんがよくおっしゃることのひとつに、「常に疑え」というのがあります。マスコミや世論が映し出すもののサイドや裏から光をあてて、違う考え方を引き出してみることだ、と私は解釈しているのですが、自分の考えだってそう。思いこみや情報不足である一方向しか見えなくなるというのはよくある話です。
常に疑うってことは、情報を集めて考えるということと同じです。あるひとつの結論を出そうとするときに、本当にそうか?と常に自問自答することで、自然と周辺情報にアプローチすることになり、よりよい解決法や結論が生まれる可能性が高くなる気がします。
とはいえ、子育てについては、常に疑えも大事ですが、あまり情報を集めすぎるより常に本能に聞けという真逆も大事だったりするかもしれませんね!
Profile
矢野貴久子
出版社、フリー編集者を経て'99年にネットメディア、カフェグローブ・ドット・コムを設立。多忙な30代を経て40代で不妊治療を開始し、'07年11月に45歳で男児出産。'08年2月に職場復帰したばかりの新米ワーキングマザー。その日常は自身のブログ「朝と夜のあいだに」にても執筆中。
http://www.cafeblo.com/asayoru/
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