2008.05.15 Thursday
住んでいる地域で子どもの健康が左右される?
GW明けに子どもが発熱し、あわてて近くの総合病院に行きました。その病院は、急な発熱などで保育園に行けない子どもを日帰りで預かるデイケア入院をやっていて、その日も仕事がつまっていた私は、診察時に先生に「デイケア入院希望です」と伝えました。
聴診器をあてながら「あれれ、この音じゃお母さんの都合でのデイケアじゃなくって本格的に入院してもらわないとね」と医師からお達し。診断は、「RSウイルス感染症の疑いありの上気道炎」でした。
初めての発熱が初めての入院になってしまいましたが、そこでふと思い出したのは、私の住んでいる地域では、確か「乳幼児医療症」というのがあって、自己負担分の医療費助成がある!ということ。忙しさを理由にずっと申請せずにいました。
慌てて申請へ。翌日郵送で医療症がとどきました。この区に住んで健康保険に加入していれば0~15歳まで誰でも受けられるものです。子どもも6ヶ月を過ぎて、これから免疫がどんどん低下し、かつ、比較的規模の大きな保育園に通っているので、これから本当にたくさんの病気をもらうんだろうなあ……医療費いくらかかるんだろうと心配していただけに、改めて医療証をもらって、子どもひとりへの手厚さを感じました。
そういえば、妊婦検診も、今年の4月から多い区で14回の助成制度がスタートしました。検診費用は保険がきかないため、トータルで十数万円くらいの出費になります。私が出産したのは昨年なので、確か2回しか補助されなかったなあと思いつつ……今年妊娠していれば、検診費用がほとんど浮くことになります。
中には5回という区もありますが、2回に比べればマシ。ただ、東京を離れて全国を見渡してみると、京都市はたったの1回。関西圏では2~3回というところがかなりあることがわかりました。検診を受けないまま、出産間際に救急車で搬送される“飛び込み出産”
のたらい回しのニュースは、確か関西のほうが多かったような記憶があります。
住んでいる地域で、子どもにこれだけの格差がある……このネタ元は、『週刊東洋経済』。5/17今週号は、「子ども格差」が大テーマ。未来を担う子どもの経済環境、健康、教育などの観点からの格差をとりあげています。
そういえば、私が自分のブログで、子どもを2ヶ月半から保育園に預けたと書いたところ、「東京はすごい」という反応がありました。確かに、歩いて数分の保育園にゼロ歳で預けられ、デイケア入院できる総合病院が近くにあり、とそこまで考えると、本当に恵まれた環境だなと思います。同じ東京でも、江戸川区では公立で0歳児保育はやっていなかったりします。知らずに引っ越していたら、「ひえー」となっていたと思うのです。
その江戸川区ですが、代わりに保育ママ制度が充実していたりします。先週ご紹介した、「新待機児童ゼロ作戦」の目玉は、保育ママ制度の充実。今国会では、保育ママの要件が緩和される見込みという。
まずは、自分の住んでいる地域ではどんな補助や制度があるのか。引っ越す前に、さまざまな「地域格差」をしっかり確認しておくことが大事だとつくづく思いました。
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さて、今日から番外編の番外編。cafeglobe.comで新連載のマンガ家、細川貂々(ほそかわ・てんてん)さんのひとコママンガは、全国のワーキングマザー必見。「そうそう、そうなのよね~」と笑えるツボが毎日!
Profile
矢野貴久子
出版社、フリー編集者を経て'99年にネットメディア、カフェグローブ・ドット・コムを設立。多忙な30代を経て40代で不妊治療を開始し、'07年11月に45歳で男児出産。'08年2月に職場復帰したばかりの新米ワーキングマザー。その日常は自身のブログ「朝と夜のあいだに」にても執筆中。
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