2008.11.15 Saturday

政治家の「人格」「品格」の違い

今週は、更新が大幅に遅れてしまいました! お詫び申し上げます。

 さて、オバマ次期大統領が決まり、来年1月20日の正式就任までいろいろと注目が集まっています。私も彼の演説の素晴らしさにうるうるしてしまったクチで、キング牧師のかの有名な「私には夢がある」のあのくだりと重ね合わせてさらに涙。

 実は投票結果の出る5日昼は、ランチに家に戻りCNNを見ていました。印象的だったのは、当選確実となり、全米各地の支持者の顔が映し出されたときに、泣いている人が多かったことです。それも感極まって。米国人でもない私がこれだけ感動してしまうのだから、そりゃそうだよねと思いながら見ていたのですが、涙しているのは女性が多かったようにも思います。

 投票では女性の支持も高かったオバマ次期大統領。女性に対する具体的な政策は何だっけと調べてみました。

 あまり日本の報道では紹介されませんでしたが、三井マリ子さんが詳しく書いていらっしゃいました。

 「働く女性のための10の政策」。

 これがもう、本当に具体的かつ現実的。

 たとえば、ちょっと引用させていただくと、

「1人につき最大500ドル、1家族につき最大1000ドルの減税。この減税は7100万人の働く女性にプラスとなる」

「子ども税額控除Child Tax Creditの対象を、働く女性たち750万人に拡大する。年収5万ドルで子ども2人を育てている女性は、2100ドルの減税となる」

「年7日間の有給の病気休暇をあたえる。働く女性2200万人が1日たりとも有給の病気休暇をとれない現実が改善される」

などなど……三井さんの詳しい解説もぜひ読んでみてください。

 これに対してですよ、そもそも比較すらしてはいけないかもしれませんが、麻生内閣のバラマキ定額給付金、事務費が最低でも2000億円、所得制限の判断を市町村に丸投げ押しつけなどなど、このていたらく。無責任にもほどがある。

 2兆円、もっと効果的に使う方法があるはずです。

 なんとも薄っぺらな政策、考え抜くことをやめ、国民の大多数を納得させようという努力もせず、、、、

 そしてそして麻生首相の女性政策といえば、13日に公明党の女性議員から女性の社会進出や、子宮頸(けい)がん予防ワクチンの早期承認などに向けた政策を説明した、ということくらいでしょうか。

 この、子宮頸がん予防ワクチンというのもひどい話で……

 それはまた次回に。

 それにしても(怒りがおさまらずまだ書く)、想像してみました。選挙に熱狂してみたい。この人なら、と思える人格を備え、具体的かつ力のある演説を聞いて、その人が当選したら、涙を流して喜びたい。

 そんなことが日本で起こるのでしょうか、いえ、本当はそういう人を私たち有権者が見つけていかないといけないのではと思うこの頃です。でもどうやって? 世襲であるとか、なりたい人がなるとか、知名度とか、そういうことでなく一定の資格や経験を考慮できないものなんでしょうか……。


Profile

矢野貴久子


出版社、フリー編集者を経て'99年にネットメディア、カフェグローブ・ドット・コムを設立。多忙な30代を経て40代で不妊治療を開始し、'07年11月に45歳で男児出産。'08年2月に職場復帰したばかりの新米ワーキングマザー。その日常は自身のブログ「朝と夜のあいだに」にても執筆中。
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